「マンションの一室がゴミ屋敷に…」孤独死された方の遺品整理 大阪市浪速区
今回のご依頼は、高齢者支援センターの担当者の方からのご依頼でした。
施設への引っ越しを検討中だった方が、亡くなられていたとのことで、遺品整理をご希望されていました。
ゴミ屋敷になってしまっているため、一部修繕も必要だった
今回の現場はマンションの一室なのですが、ゴミ屋敷になってしまっており、物量がかなり多かったです。
床が見えないほどにものがあふれており、場合によっては床や壁などの修繕も必要になるだろうと推測できました。
ご依頼主様は「可能な限り早めの遺品整理」を希望されていた
マンションの一室なので、周囲には人が住んでいます。
あまり時間をおいてしまうと、腐臭なども出てくるため、可能な限り早めの作業が出来るよう、準備を進めました。
また、作業中は、他の住人の方の迷惑にならないよう、エレベーターを使うタイミングなどに配慮して作業を進める必要があります。
マンション8階での遺品整理作業の流れ
それではここから、今回の遺品整理作業の流れを紹介していきます。
作業前には、エレベーターの使用許可をいただき、利用者が少ない平日の昼間に作業をすることとしました。
また、マンションの他の住人の方にあらかじめ挨拶をし、作業当日を迎えました。
【作業1日目】9:00~15:00 室内の片づけをしていく
作業開始時、最も気になったこと、それは、室内の空気の悪さです。
扉を開けて一歩踏み入れると、空気がよどんでいることが伝わってきました。
カビなども生えており、息がしにくいと感じるほどだったため、マスクを2重にし、対応しました。
今回は、物量のことも考えて、玄関から徐々に片づけを進める形をとりました。
作業のポイント①:室内の空気が悪いときの対策は必ず行う
今回のように、室内の空気がかなり悪い時は、必ず何らかの対策を行います。
最悪の場合、防塵マスクなどでしっかり対策して作業に当たることもあります。
ご自分で作業されるのであれば、防塵マスク・ゴーグルなどで対策をしてから作業するようにしましょう。
【作業1日目】15:00~17:00 搬出作業を開始
ここから、本格的に搬出作業を進めていきます。
エレベーターは時間帯的に使う人も少ないだろうと考えましたが、念のため、常に二人乗れるほどのスペースを確保しつつ、搬出作業を進めていきました。
エレベーターで下した荷物は、マンション前の車道付近に溜めていたのですが、通行人には常に気を配りながら作業を進めています。
【作業1日目】17:00~ 床にこびりついた汚れなどを掃除
搬出が一通り完了した後は、室内の掃除を行います。
床や一部の壁にこびりついた汚れを丁寧に取り除いていきます。
部屋の換気をしつつ、後日確認していただいたときに満足いただけるように、限界まできれいな状態にしました。
しかし、どうしても汚れが取れない部分などもあったため、クリーニング業者に頼むことを提案させていただきました。
ご依頼主様は「素早く仕上げて頂きありがとうございます」と満足されていた
後日、ご依頼主様にお部屋の確認をしていただきました。
作業前のお部屋の状態しか見ていない方なので、「意外と広いなぁ」と驚かれていました。
また、1日という時間で完了できたことに関しても、大変満足していただいているご様子でした。
まとめ:これからの時代、生前整理も視野に入れて業者に相談するのがいい
今回、遺品整理をするにあたって、「孤独死」という現実に、考えさせられる部分が多かったように思います。
エコサコサービスをご利用の方で、一人暮らしをされている方のお部屋の多くが、いわゆる「ゴミ屋敷」の状態になっていることは珍しい事ではありません。
これからの時代、そういった高齢者の方が増えてくることは間違いないので、心当たりのある方は、定期的にご実家の様子を見るなどして、早期対策をした方がいいでしょう。
また、エコサコサービスでは、片付け後、どのようにすれば再びゴミ屋敷になることを避けられるかなどのレクチャーも行っておりますので、お気軽にご相談いただけたらと思います。

作業前後の写真
作業前
作業後
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