【実家の片付けの事例】「できるだけ持ち帰りたい」公営団地の片付けの事例
今回は、40代男性の方からのご依頼です。
公営団地にお一人でお住まいだったお父様が亡くなられたとのことで、介護事業者様の紹介を通して、ご依頼いただきました。
実家内を自分一人ですべて遺品整理するのは時間がかかるので手伝ってほしい
ご依頼主の男性は、ご実家の遺品整理をすべて、ご自分でしようと考えていたそうです。
しかし、時間がかかることと、それによって家賃の支払いが伴うことを知り、手伝ってもらえる業者を探していたそうです。
どの遺品を不要品として処分するかは自分で決めたい
ご依頼主様曰く「生まれ育った家で、思い出がたくさん残っています。本当は全部捨てたくないですが、すべて持ち帰るわけにもいかないので、処分するものは自分で決めていきたいです。」とのことでした。
なので、今回は片づけを行いつつ、どの遺品が不要品かどうかの最終判断はご依頼主様にお任せする形となりました。
事前の打ち合わせにて最短の日程で作業日を設定し、ご依頼主様立会いの下で遺品整理をしていきます。
料金面にも不安があった
ご依頼主様は料金面も心配されており「出来る限り安くなったらうれしい」とおっしゃっていたので、買取保証額というシステムがあることをご案内しました。
買取保証額とは、現場を下見・見積りした際に「売却できるもの」をあらかじめリストアップ、買取額の精査後に見積り金額から値引きをするというものです。
(実際の買取金額が買取保証額を超えた場合には、実際の買取金額にてお値引きを行っております。)
今回ですと、本来であれば349,000円(税別)のところ、買取保証額100,000円をお値引きし、249,000円(税別)に費用を抑えることができました。
その点には、ご依頼主様も満足されていました。
ご実家の遺品整理作業の流れと作業時のポイント
ここからは、作業当日の流れと各作業におけるポイントを紹介していきます。
作業前:必要品が少ない箇所をお聞きして、当日の流れを計画する
打ち合わせ段階で、必要品が少ない場所をお聞きし、玄関・キッチン・ベランダ・洗面所から遺品整理をしていくこととしました。
物量が6トンと、公営団地の一室にしては多い方だったので、作業スペースを作っていくという意味でも、作業順序を決めておく必要がありました。
物量とご依頼主様の体力を考慮し、2日間で作業をすることにした
本来であれば、1日ですべて片づけられることが理想です。
しかし、不要品の最終判断をご依頼主様が行うことと、全体の物量が6トンあることを考慮して、2日間で作業することにしました。
周辺にお住まいの方と自治会長様へ事前挨拶を行った
今回作業をするにあたり、2日間も作業のためのスペースを使わせていただくことと、遺品整理中にはどうしても音が鳴ってしまうことがあるので、周辺にお住まいの方と、公営団地を管理する自治会長様への挨拶を行いました。
挨拶の際、遺品整理に対してあまり良い印象をお持ちではない方もいることと、秘密保持のため、遺品整理であることは伏せて挨拶回りを行います。
ポイント①:作業当日、ご依頼主様のそばには常にスタッフを1名配置しておくことにした
計画段階で、作業当日の人員の設定を行いました。
その際、仕分け作業をスムーズに行うためにご依頼主様のそばには必ずスタッフを1名つけるようにしています。
仕分け作業をスムーズに行うためだけでなく、ご依頼主様の様子を見つつ、世間話などのコミュニケーションをとってもらう役割もあります。
仕分け作業中は、ご依頼主様を急かしたりすること無く、仕分け作業のペースに合わせて片付けを行っていくこととしました。
作業1日目9:00~:作業開始
今回は3名で現場へお伺いしました。
初めに、打ち合わせ通り、玄関・キッチン・ベランダ・洗面所の遺品整理を2名で行っていきます。
同時に、ご依頼主様とスタッフ1名でお母様の部屋を片付けていきます。
ポイント②:片付けの際、荷物は「必要」「不要」「保留」の3通りに仕分けする
ご依頼主様が判断する場合、必要品と不要品の仕分けに迷われることが多いです。
作業時間が限られていることもあるので、必要・不要だけでなく「保留」の選択肢を用意しておきます。
保留に入ったものは、後日改めて確認していただき、不要であれば処分します。
作業1日目14:00~18:00:お母様の部屋にある不要品を片付けつつ、書斎の仕分け
午前中に仕分けを行った、お母様の部屋にある不要品を、キッチンなどの遺品整理を行っていたスタッフ2名で片付けていきます。
残りの1名とご依頼主様で、書斎の仕分け作業を行いました。
18:00頃、全部屋の片付けと、「必要品」「不要品」「保留品」の仕分けが完了し、1日目の作業は終了です。
作業2日目9:00~13:00:作業開始
2日目の作業を始めました。
まず初めにお兄様の部屋の仕分けをご依頼主様とスタッフ1名で行い、残りの2名で、お風呂場の片付けとエアコンの取り外しを行いました。
作業2日目13:00~16:00:必要品の仕分けと不要品の搬出を並行する
ご依頼主様の方で、保留品の再仕分けを行ってもらいます。
それと並行して、午前中の片付けで出た不要品を搬出していきます。
不要品の搬出が完了したら、「ご自宅へ持っていく必要品」「買取対象のもの」「供養を行うお仏壇」を搬出しました。
作業2日目17:00:ご実家からご依頼主様のご自宅へ「必要品」を運搬する
ご実家での作業が完了したら、ご依頼主様のご自宅へ「必要品」を運びます。
ポイント③:一部の必要品を一時預かり
ご依頼主様の自宅にすべての必要品が入りきらなかったため、入りきらない必要品は一旦持ち帰り、保管することとなりました。
作業後:買取額の査定結果とお仏壇のお焚き上げ証明書を送付
今回、買取保証額100,000円を設定しておりましたが、買取査定の結果、設定金額を上回ることはなかったため、追加でのお値引きは発生しませんでした。
また、お仏壇に関しては、後日お寺でお焚き上げを行い、証明書を発行してご依頼主様へ送付いたしました。
ポイント④:自治体の粗大ごみ回収サービスを利用して、処分費用を節約
「費用を出来るだけ安くしたい」というご要望に応えるため、今回は自治体の粗大ごみ回収サービスを利用することにしました。
自分で処分場へ持っていくこともできますが、それだと処分代がかかってしまい、その分料金も上がることがあります。
手続きなどは自身で行っていただく必要がありますが、料金が安くなることを希望される方の場合、進んで手続きされることも多いです。
「最初は遺品整理を依頼するか迷いましたが、頼んでよかったと思います」とご依頼主様も満足
はじめに業者さんを紹介してもらった時は、自分でやろうと思っていたこともあり、気が進まなかったそうです。
見積もりをしてからも「自分がやらないと」という義務感に後ろ髪を引かれ、大変迷われていましたが、実際に一緒に整理していくなかで、遺品整理の大変さを実感されていました。
「今後も整理しながら、預かっていただいている荷物を早めに引き取りたいと思います」と、前向きな気持ちで遺品整理に取り組まれているようです。
まとめ:遺品整理をすることによって一つ思い出が増えることもある
今回のご依頼主様は、お母様、お兄様の順に亡くなり、今回お父様が亡くなりました。
ご結婚はされてますが、親兄弟他にはいないそうです。
今回の作業現場は、ご依頼主様が生まれ育ったご実家でもあるので、ご家族の物をそのままにしておくことで「帰る場所」を作っていたのではないかと思います。
ですが、お父様が亡くなられたことで、いよいよその場所も手放さなければならなくなってしまったようです。
仕方ないこととはわかっていても、どこか引っかかりがあって遺品整理ができない人は少なくありません。
整理作業をされてる中でも、生前の思い出話を話されている姿から「本当は遺品整理したくない」というお気持ちが伝わってきました。
見積もり時は「そういった思い出を捨てないといけない。」ということに辛さを感じられてましたが、 当社で一時的な保管も出来ることを伝えると「捨てなくてもいいんだ」と少し安心されたようです。
整理作業においても決して疲れを見せることなく、最後まで作業に立ち会われた姿は、我々としても、とても感銘を受けました。
最後にこちらからの提案で、幼少期からあった家具とご依頼主様のお写真を撮影させて頂きました。
また一つ思い出の写真が増えることを喜んでただけました。
ご依頼主様が、前向きな気持ちでこれからの人生を歩まれていくための手助けができたことを、私たちスタッフ一同、とても嬉しく感じます。
作業前後の写真
作業前
作業後
【実家の片付けの事例】相続手続きのために片づけたい/賃貸アパートの片付けの事例
今回は、30代のご依頼者A様とその弟様からの遺品整理のご依頼事例です。
行方知れずだったお父様がバイク事故で突然亡くなり、急遽遺品整理をしなければならなくなったとのことです。
相続手続きをされていた会社様からのご紹介でアーチグリーンにご依頼いただきました。
父の死が突然すぎて遺品整理をどうすれば良いかわからない
今回ご依頼主のA様は、行方不明だったお父様の死を突然知り、相続手続きのために急遽遺品整理をしなければならなくなり、お父様の通帳、印鑑などあらゆる物がなくて困っているとのことでした。
「しかも、まさかこんな散らかった部屋に住んでいたとは。突然過ぎて、頭の整理ができてない。」と途方にくれておられました。
お金、通帳、銀行カード、印鑑、勤め先の情報、契約書類を探して欲しい
※イメージ画像です
A様ご兄弟は、相続手続きを行うため、お父様が所有されていた“お金、通帳、銀行カード、印鑑、勤め先の情報、契約書類、各種請求書など”を探し出したいとのことでした。
遺品整理を我々に依頼するにあたってのA様のご要望をまとめると、以下の内容でした。
- お金、通帳、銀行カード、印鑑、勤め先の情報、契約書類、各種請求書など、大事と思われるものは探し出して欲しい。
- 父親がどのような交友関係を持っていたかも分からないので、その情報が欲しい。
- 立会いの上で、自分が目の届くところで遺品整理作業をして欲しい。
- アパートの解約日の二週間後以内の土日に作業して欲しい。
特にA様ご兄弟は、「ちゃんと遺品整理業務を行って、通帳・印鑑を見つけてくれるのか?」という不安をお持ちのようでしたので、安心していただくために、作業の進め方には留意しました。
次のような細かい作業をさせていただきました。
突然亡くなられたお父様のアパートの遺品整理の作業内容
遺品整理の作業内容を時系列に紹介します。
作業前
ご契約後に日程の打ち合わせ。さらに、車両の駐車許可を近隣へお願いしました。
※狭い道のため駐車場所が50m先のスペースに限られていたため。
また、効率良く作業を行うために、スタッフ間で作業パートを事前打ち合わせしました。
作業1日目
08:30
現地到着後、玄関側のダイニングキッチンから作業スタート。
スタッフのパート(グループ)は、以下の3つに分けて作業効率化を行いました。
- お客様に確認しながら分別片付けするパート
- 不要品と買取査定対象の家財を2階から1階へ搬出するパート
- 車両まで運ぶパート
※今回は、お客様も一緒に遺品整理されたいとのことでした。
※スタッフからお客様に作業に関する声かけや、指示出しをさせて頂きました。特に今回のような物品の多いお部屋では、お客様に「何をしたら良いだろう」や「早く片付けたい」という無駄な迷いを無くしてもらい、本当に探すべきもの(相続手続きに必要なもの)に気持ちを集中してもらう効果があります。
10:30
玄関より二番目に近い部屋の片付けを開始し、同時に搬出を行う。
13:00
一番奥の部屋の片付けを、人数を増やして行う。
※最も量が多い部屋であったのと、遺品整理中に金銭が出てきたため、スタッフが2段階で仕分け品のチェックを行うことにしました。
15:30
片付け完了。全員で搬出を行う。エアコンの撤去も行う。
また「一時的に取り置きをしていた書類等」に、お客様に目を通して頂き、不要なものは引き取りました。
※お客様に作業中に逐一確認頂くと時間がかかるため、郵便物、書類等は一時的に全て取り置きを行い、最後にまとめてチェックを頂きました。
※ただし、金銭・通帳等の貴重品はその場でお客様に、すぐに確認頂きました。
16:30
掃除機がけを行い、ご依頼主A様に室内の最終チェックをして頂き、作業完了。
作業後
相続手続きの会社様へ、見つかった物品・金銭の報告を行いました。また、お客様了承の上で、亡くなられたお父様の情報の報告も行いました。
今回の遺品整理は、日程的に1日で行うことを前提としたため、状況に応じた作業手順の微調整を常に行う必要がありました。
アイドルのDVDやCDが複数ありましたが、今回は買取できませんでした。
名前の売れてるアイドルの商品は大量販売されてるため、逆に知名度の低いアイドルやアーティストの方が希少価値があります。
お客様も買取を期待されていましたが、残念ながらご期待に添えませんでした。
お客様のお声
作業後、お客様からは以下のお言葉をいただきました。
- 「通帳や印鑑など、探してたものが見つかったことが何より良かった」
- 「遺品整理業者さんのイメージは、失礼ですが、大雑把にどんどん袋詰めされるイメージだったけど、とても慎重に細かくされていて、正直びっくりしました。」
- 「思わぬところからお金を見つけてくれたりもして、やはりプロは違うなと思いました。」
それを聞いて、スタッフも安心いたしました。
スタッフから
今回のケースは、相続手続きに必要な物品(通帳や印鑑など)を探し出すために、限られた時間の中で、片付け作業を最大限慎重に行うことに重点を置きました。
そのような状況の中、A様にも快く最大限ご協力して頂いたことで、お互いの信頼関係を築くことができ、作業効率化の助けになりました。
結果的には相続手続きで必要な物品や情報、お父様のこれまでの交友関係の手がかりも見つけることができ、A様ご兄弟にもご満足いただきました。
急な遺品整理や大量の荷物の整理は、アーチグリーンにお任せください。
作業前後の写真
作業前
作業後
【実家の片付けの事例】「できるだけ持ち帰りたい」公営団地の片付けの事例
公営団地にお一人でお住まいだったお父様が亡くなられたとのことで、介護事業者様の紹介を通してご依頼いただきました。
実家内を自分一人ですべて遺品整理するのは時間がかかるので手伝ってほしい
ご依頼主の男性は、ご実家の遺品整理をすべてご自分でしようと考えていたそうです。しかし、時間がかかることとそれによって家賃の支払いが伴うことを知り手伝ってもらえる業者を探していたそうです。
どの遺品を不要品として処分するかは自分で決めたい
ご依頼主様曰く「生まれ育った家で思い出がたくさん残っています。本当は全部捨てたくないですが、すべて持ち帰るわけにもいかないので処分するものは自分で決めていきたいです。」とのことでした。
なので、今回は片づけを行いつつどの遺品が不要品かどうかの最終判断はご依頼主様にお任せする形となりました。事前の打ち合わせにて最短の日程で作業日を設定しご依頼主様立会いの下で遺品整理をしていきます。
料金面にも不安があった
ご依頼主様は料金面も心配されており「出来る限り安くなったらうれしい」とおっしゃっていたので買取保証額というシステムがあることをご案内しました。
買取保証額とは、現場を下見・見積りした際に「売却できるもの」をあらかじめリストアップ、買取額の精査後に見積り金額から値引きをするというものです。
実際の買取金額が買取保証額を超えた場合には実際の買取金額にてお値引きを行っております。今回ですと本来であれば349,000円(税別)のところ買取保証額100,000円をお値引きし、249,000円(税別)に費用を抑えることができました。その点にはご依頼主様も満足されていました。
ご実家の遺品整理作業の流れと作業時のポイント
ここからは、作業当日の流れと各作業におけるポイントを紹介していきます。
作業前:必要品が少ない箇所をお聞きして、当日の流れを計画する
打ち合わせ段階で必要品が少ない場所をお聞きし玄関/キッチン/ベランダ/洗面所から遺品整理をしていくこととしました。物量が6トンと公営団地の一室にしては多い方だったので作業スペースを作っていくという意味でも作業順序を決めておく必要がありました。
物量とご依頼主様の体力を考慮し、2日間で作業をすることにした
本来であれば、1日ですべて片づけられることが理想です。しかし不用品の最終判断をご依頼主様が行うことと全体の物量が6トンあることを考慮して2日間で作業することにしました。
周辺にお住まいの方と自治会長様へ事前挨拶を行った
今回作業をするにあたり2日間も作業のためのスペースを使わせていただくことと遺品整理中にはどうしても音が鳴ってしまうことがあるので周辺にお住まいの方と公営団地を管理する自治会長様への挨拶を行いました。
挨拶の際、遺品整理に対してあまり良い印象をお持ちではない方もいることと秘密保持のため遺品整理であることは伏せて挨拶回りを行います。
ポイント①:作業当日、ご依頼主様のそばには常にスタッフを1名配置しておくことにした
計画段階で作業当日の人員の設定を行いました。その際、仕分け作業をスムーズに行うためにご依頼主様のそばには必ずスタッフを1名つけるようにしています。
仕分け作業をスムーズに行うためだけでなくご依頼主様の様子を見つつ世間話などのコミュニケーションをとってもらう役割もあります。仕分け作業中はご依頼主様を急かしたりすること無く仕分け作業のペースに合わせて片付けを行っていくこととしました。
作業1日目9:00~:作業開始
今回は3名で現場へお伺いしました。
初めに打ち合わせ通り玄関/キッチン/ベランダ/洗面所の遺品整理を2名で行っていきます。同時にご依頼主様とスタッフ1名でお母様の部屋を片付けていきます。
ポイント②:片付けの際、荷物は「必要」「不要」「保留」の3通りに仕分けす
ご依頼主様が判断する場合は必要品と不用品の仕分けに迷われることが多いです。作業時間が限られていることもあるので必要/不要だけでなく「保留」の選択肢を用意しておきます。保留に入ったものは、後日改めて確認していただき不要であれば処分します。
作業1日目14:00~18:00:お母様の部屋にある不要品を片付けつつ、書斎の仕分け
今回は3名で現場へお伺いしました。
初めに打ち合わせ通り玄関/キッチン/ベランダ/洗面所の遺品整理を2名で行っていきます。同時にご依頼主様とスタッフ1名でお母様の部屋を片付けていきます。
作業1日目18:00:作業終了
午前中に仕分けを行った、お母様の部屋にある不用品をキッチンなどの遺品整理を行っていたスタッフ2名で片付けていきます。残りの1名とご依頼主様で書斎の仕分け作業を行いました。全部屋の片付けと「必要品」「不用品」「保留品」の仕分けが完了し1日目の作業は終了です。
作業2日目9:00~13:00:作業開始
2日目の作業を始めました。
まず初めにお兄様の部屋の仕分けをご依頼主様とスタッフ1名で行い、残りの2名で、お風呂場の片付けとエアコンの取り外しを行いました。
作業2日目13:00~16:00:必要品の仕分けと不要品の搬出を並行する
ご依頼主様の方で、保留品の再仕分けを行ってもらいます。
それと並行して、午前中の片付けで出た不要品を搬出していきます。
不要品の搬出が完了したら、「ご自宅へ持っていく必要品」「買取対象のもの」「供養を行うお仏壇」を搬出しました。
作業2日目17:00:ご実家からご依頼主様のご自宅へ「必要品」を運搬する
ご実家での作業が完了したら、ご依頼主様のご自宅へ「必要品」を運びます。
ポイント③:一部の必要品を一時預かり
ご依頼主様の自宅にすべての必要品が入りきらなかったため、入りきらない必要品は一旦持ち帰り、保管することとなりました。
作業後:買取額の査定結果とお仏壇のお焚き上げ証明書を送付
今回、買取保証額100,000円を設定しておりましたが、買取査定の結果、設定金額を上回ることはなかったため、追加でのお値引きは発生しませんでした。
また、お仏壇に関しては、後日お寺でお焚き上げを行い、証明書を発行してご依頼主様へ送付いたしました。
ポイント④:自治体の粗大ごみ回収サービスを利用して、処分費用を節約
「費用を出来るだけ安くしたい」というご要望に応えるため、今回は自治体の粗大ごみ回収サービスを利用することにしました。
自分で処分場へ持っていくこともできますが、それだと処分代がかかってしまい、その分料金も上がることがあります。
手続きなどは自身で行っていただく必要がありますが、料金が安くなることを希望される方の場合、進んで手続きされることも多いです。
「最初は遺品整理を依頼するか迷いましたが、頼んでよかったと思います」とご依頼主様も満足
はじめに業者さんを紹介してもらった時は、自分でやろうと思っていたこともあり、気が進まなかったそうです。
見積もりをしてからも「自分がやらないと」という義務感に後ろ髪を引かれ、大変迷われていましたが、実際に一緒に整理していくなかで、遺品整理の大変さを実感されていました。
「今後も整理しながら、預かっていただいている荷物を早めに引き取りたいと思います」と、前向きな気持ちで遺品整理に取り組まれているようです。
まとめ:遺品整理をすることによって一つ思い出が増えることもある
今回のご依頼主様は、お母様、お兄様の順に亡くなり、今回お父様が亡くなりました。
ご結婚はされてますが、親兄弟他にはいないそうです。
今回の作業現場は、ご依頼主様が生まれ育ったご実家でもあるので、ご家族の物をそのままにしておくことで「帰る場所」を作っていたのではないかと思います。
ですが、お父様が亡くなられたことで、いよいよその場所も手放さなければならなくなってしまったようです。
仕方ないこととはわかっていても、どこか引っかかりがあって遺品整理ができない人は少なくありません。
整理作業をされてる中でも、生前の思い出話を話されている姿から「本当は遺品整理したくない」というお気持ちが伝わってきました。
見積もり時は「そういった思い出を捨てないといけない。」ということに辛さを感じられてましたが、 当社で一時的な保管も出来ることを伝えると「捨てなくてもいいんだ」と少し安心されたようです。
整理作業においても決して疲れを見せることなく、最後まで作業に立ち会われた姿は、我々としても、とても感銘を受けました。
最後にこちらからの提案で、幼少期からあった家具とご依頼主様のお写真を撮影させて頂きました。
また一つ思い出の写真が増えることを喜んでただけました。
ご依頼主様が、前向きな気持ちでこれからの人生を歩まれていくための手助けができたことを、私たちスタッフ一同、とても嬉しく感じます。