【着物の買取相場】着物の買取価格の相場は?古い着物を高く売るコツ
遺品整理をしているときに、個人が保管していた着物が出てきて、「キレイだけど、子どもが男ばっかりだから誰も着ないしどうしよう」「もしかしたら売れるのではないか」とお思いの方は多いのではないでしょうか。
今回は、遺品整理で出てきた着物について、売れるケースや売るときの注意点を紹介します。
目次
遺品買取してもらえる着物の特徴
まずお伝えしたいのが、実は着物が売れるケースは稀だということです。
とはいえ、実際に売れるものも存在するのでここでは買取してもらえる着物の特徴を紹介します。
※ただし、売れるとしても数枚まとめて千円台、状態の良いものでも1〜2万円程度と、二束三文にしかならないというのが実情です。
- 保存状態が良い
- 需要のある流行の着物
- 有名作家の着物
- 大量に着物があるとき
【1】着物の保存状態が良い
まず、売れる着物の特徴として一番重要なのが「状態」です。
長期間、着ることもなく保管されていた着物は傷んでいることが多く、少しのシミや穴でも値段がつかなくなります。
状態を見る目安として以下のポイントをチェックしてみてください。
- 桐箪笥など湿気のない環境で保管されている
- 着物カバー(専用の包み)で保管されている
- きちんと畳まれている
- 裏表共にシミがない
- 虫食いがない(防虫剤を入れている)
特に、シミは表面には全くなくても白い裏地に点々と付いている可能性が非常に高いです。
【2】買取需要のある流行の着物
そもそも昔の衣類である着物は、現代では日常的に着る人がほとんどいません。
もちろん、伝統的な茶道や華道の席では着る方も多いほか、外国人観光客や観光地で街歩きの際に着るなど様々な需要があります。
実はそのような現場でも、洋服と同様に流行があります。
織り方・染め方・色合いなどで、現在人気の高いタイプの着物の場合、買取ってもらえる可能性が高くなります。
2019年現在は、華やかな暖色系の着物よりも藍や紺など寒色系の着物の人気が高まっています。
ただ、こちらも洋服の流行と同様、今の流行が廃れ、過去に流行っていた着物の人気が上昇することもあります。
状態が良いけれど、流行でないものの場合は、無理に手放さずしばらく保管して、人気が高まるタイミングで売るという手もあります。
【3】有名作家の着物
着物の中には、有名な着物作家が1つ1つていねいに作り上げたものも存在します。
そういった着物は、作家の知名度や希少性などによっては高額査定してもらえる可能性があります。
有名作家といっても人間国宝に認定されている方だけても数十名と、かなりたくさんですが、着物作家が手がけたものの特徴として、裏地に落款(らっかん)と呼ばれる作家さんのサインが入っていることが多いです。
もちろん保存状態は重要ですが、心当たりのあるものがあれば査定時に伝えると良いでしょう。
【4】遺品に大量の着物があるとき
着物が何十枚とたくさんあるときは、まとめて買取ってもらえるケースがあります。
先ほども触れたとおり、何十枚あっても千円ほどにしかならないこともあるほか、1枚1枚丁寧に査定してもらえないことも多く、実は高級品が紛れていたかも…というケースもあるようです。
たくさんあるときは、面倒ならそのまままとめて下取りに出すか、念のため1枚1枚確認して、「状態が良く、もしかしたら高級品かも…」というものは別に査定に出すのもアリでしょう。
古い着物を売るときの注意点
- 実は売れない着物がある
- 業者選びの注意点
- 納得いかない場合は複数の業者で査定してみる
- 売ることにこだわらない
【1】実は売れない着物がある
いくら状態が良くても売れない着物として、「喪服」があります。
また、「浴衣」も着物ではなく一般衣類扱いとなり、着物としては売れないので注意が必要です。
【2】遺品買取業者選びの注意点
着物を買取ってくれる業者はたくさんありますが、やはり一番いいのは着物を専門に扱う業者です。
なんでも買取る不用品回収業者・リサイクルショップよりも、きちんと着物の状態を見て、適正価格で下取りしてもらえる可能性が高いです。
さらに、出張買取をしてくれる業者は、買取前提の業者もありますので、「やっぱり考えます」と査定だけにする場合、出張料金が発生する可能性があります。
事前に確認するほか、ご自身で持ち込みできる店舗を選ぶのもおすすめです。
店舗に直接行くことで、店構えや品揃えなど雰囲気がわかります。
また、遺品整理業者が、提携している着物屋さんを紹介してくれることもあるので、一度聞いてみるのもおすすめです。
【3】納得いかない場合は複数の遺品買取業者で査定してみる
落款があったり、非常に状態が良かったりと、ご自身では高く売れるだろうと思っていたにもかかわらず、査定額が低いと、納得できないこともありますよね。
その場合は、面倒かもしれませんが、複数の業者で査定してもらいましょう。
高級品でも安くでしか下取りしてもらえないこともありますが、複数の業者で同じ理由を聞けば仕方ないと諦められるケースもあります。
【4】売ることにこだわらない
売れない着物や、二束三文の査定額に納得できない事もあるかと思います。
高額で買取ってくれる業者を根気良く探すのも良いですが、取れないシミや流行などが理由で買い取ってもらえない場合は、なかなか難しいです。
そういった場合は、売ることにこだわらず、親戚や知人の女性に引き取ってもらうか、保管しておくことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
状態の良い着物や、高級な着物は、先祖代々受け継がれていることが多いので、身内で引き取り手を探してみるほうが、故人も喜ばれるかもしれません。
買取りを希望する着物は遺品整理買取のプロに査定してもらうのが一番
ここまで、遺品整理で出てきた着物について売れるかどうか、売る際はどういったことに注意すべきかを紹介しました。
しかし、やはり着物は、状態や価値を素人目で判断することが難しいものですので、プロに査定してもらうのが一番かと思います。
遺品整理を業者に頼む場合、業者が着物屋さんと提携しているケースもありますので是非一度相談してみてください。
【遺品整理】大阪の遺品整理はアーチグリーン|安くて安心/買取・不用品回収なら、お客様が納得・安心できる説明とご提案をいたします。どうぞお気軽にご連絡ください。
この記事を書いた人
東 藍
【生前整理診断士】
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一般社団法人生前整理普及協会
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