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デジタル遺品の整理とは。個人情報データの削除や相続について。

デジタル遺品

スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器が普及した現在、遺品の中にもそういった愛用品がたくさん残されるようになりました。

デジタル機器本体は簡単に処分できても、中に残っているデータの確認方法や処分の仕方は専門家にしかわからない部分です。

理想は本人が生前整理しておくこと。相続しておきたい部分や削除したいものをきちんと整理して安心・安全に処分しましょう。
もちろん、故人の「デジタル遺品」の扱い方にお困りのご家族の方も必見です。

デジタル遺品とは?

デジタル遺品とは、具体的にはどんなもののことでしょうか。デジタル遺品とは、いわゆるデジタル機器と付随するデータのことを指し、次のようなものが一例として挙げられます。

  • パソコン
  • スマートフォン・携帯電話
  • デジタルカメラ
  • 外付けハードディスクやUSB
  • ネット上(クラウド)のデータ
  • SNS・メールのアカウントデータ

デジタル遺品が簡単に削除・相続できない理由

デジタル遺品は簡単に削除してはいけません。なぜなら以下のような可能性が残されており、相続や残しておく方がいいケースがあるからです。

  1. 個人情報が含まれている
  2. 金銭が絡む契約の資料やデータが残っている
  3. 仕事関係のデータが保存されている
  4. 故人と親しい人のやりとり・連絡先が残っている
  5. 故人との思い出が残っている
  6. クラウドやSNSなどネット上にデータが残っている
  7. 【1】〜【6】が気になってもパスワードのせいで見られない

1.の個人情報については、そのままの状態で破棄すると、中のデータを見られてしまい、本人だけではなく家族や周囲の人に迷惑がかかる可能性があります。

対策としては、情報を消去(初期化)してから破棄・再利用するほか、データが保存されているハードディスクを完全に破壊することで、データの再現を防ぐことができます。

2.〜6.については、一度PC内のデータを消してしまったり、破壊してしまうと再生不可能となりますので、注意が必要です。

特に、金銭の絡む契約関係の資料やお金の貸し借りについてのやりとりを消してしまうとトラブルにつながりかねません。

さらに、6.のようにパスワードが設定されていると、まず中身を見ることさえ叶わず、「こんな状態で業者に引き渡して大丈夫だろうか…」と不安に思われますよね。

デジタル遺品の生前整理とは

【1】データに不安がない場合は破壊または初期化

先ほども少し触れましたが、デジタル機器は、データが保存されている部分を含め完全に破壊すると、データも完全に壊れて再現できなくなります。

重要な情報がないとわかっていて、さらに二度と使用しないデジタル機器、たとえば昔の携帯電話などの場合は、破壊して破棄される方が多いです。

重要なデータはないけれど、まだ使えるパソコンや、下取りしてもらえるスマートフォンなどは、初期化と呼ばれる、データの消去を行って、ご遺族の方が使ったり、売却されることが多いです。

ただ、デジタル機器を破壊・データを消去してもネット上にアップされたクラウドのデータやSNSの投稿は残ってしまうので注意が必要です。

【2】データに不安がある場合はまずは中身を確認

故人の使っていた携帯電話やPCなどについて処分や再利用する前に、内容を確認することが必要というのはわかっていても、「見られたら嫌なものがあるかもしれないし…見るがためらわれる…」という方が多いのではないでしょうか。

とはいえ、前章でも触れたように、金銭の絡む契約についてのデータや、仕事の取引先の情報などがあるかもしれません。

確認せず消してしまうとトラブルや損失につながる恐れがあるので、念のため見ておきましょう。

契約関係については、郵便物からわかることもありますので、注意して見ておかれることがおすすめです。

また、トラブルというほどではないかもしれませんが、故人が親しくしていた人がメールなどでわかれば、知らせてあげた方がいいかもしれません。

気が重いかもしれませんが、携帯・PCは一度開けて確認し、「見られたくないだろうな…」「他人には見せられない!」というものは、そっと消しておくと、業者に後処理を依頼する際もスムーズです。

思い出の写真や映像は、USBやポータブル外付けハードなどに移動し、ご遺族のPCで改めて確認するという手もあります。

【3】パスワードがわからない時はメモを探すか業者に依頼

パスワードのロック

データを見ようにもPCやファイル、メールソフト・SNSにパスワードが設定されているというケースもあります。

まず、やっていただきたいのが、故人のメモを探すことです。

セキュリティ上あまり良くないですが、ご高齢の方は、パスワードをどこかに書き留めていることが多いので、そのメモを見つけると、スムーズにデジタル遺品の整理を始められます。

ただ、どうしても見つからない場合は、パスワード解除を業者に依頼するほかありません。

パスワードを解除してもらって、その場で確認し破壊やデータ消去・引き取ってもらえる業者もありますが、内容をしっかり見るために一度持ち帰って確認するのも良いでしょう。

デジタル遺品の処分にかかる料金相場

デジタル遺品の料金

ここではデジタル遺品の処分を業者に頼む時の料金相場を紹介します。

  • 初期化:約2万円
  • ハードディスク破壊:約5千円
  • パスワード解除:約2万円

それ以外の、「必要なファイルを探す」「SNSアカウントの削除」などは、データの量や探したいファイルの種類や数、SNSの種類や数によって変わるので、直接見積もりを取る必要があります。

下取りを行う場合、ご自身で初期化を行わないのであれば、買取価格から、初期化の費用を引いた値段で買い取ってもらう形になります。

デジタル遺品を扱う専門業者の選び方

デジタル遺品の処分を依頼する業者選びのポイントを3つ紹介します。

  • 実績がある
  • 報告所をくれるか
  • 個人情報を悪用しないか

実績は、ホームページを見て、事例や業務内容がしっかり書かれているか確認する都良いでしょう。

報告書については、依頼前に、どんな様式か見せてもらって、その内容に不明な点がないか確認しておくことがおすすめです。

個人情報の悪用については、表面化しないことも多く、不安が多いかもしれませんが口コミサイトなどを見ると、情報があるかもしれません。

デジタル遺品の処分に苦戦しないために生前にできること

  1. エンディングノートの作成
  2. (管理人様向け)入居者・緊急連絡先との情報共有をしておく
  3. (管理人様向け)孤独死リスクに備えた保険に入っておく

【1】エンディングノートにデジタル遺品についても記載

ご自身やご家族が亡くなったときのデジタル遺品についてどうするか、生前にエンディングノートに記載しておく、しておいてもらうことがおすすめです。

【2】(管理人様向け)入居者・緊急連絡先との情報共有をしておく

親しい方やご自身なら、亡くなる前に何からの準備ができますが、独居で近くに親戚がいない方や身寄りのない方が、マンションやアパートにお住まいの場合、亡くなったあとに残ったものをどうするか困りますよね。

まずはご本人との情報共有が大切ですので、次のことをお願いしておきましょう。

  • 遺品の処理について紙に残しておいてもらう
  • アドレス帳を作ってもらっておく

また、若い方でも急になくなられることがあります。万一の事態に備えて、緊急連絡先と連絡が取れるか定期的に確認しておくことが大切です。

【3】(管理人様向け)孤独死リスクに備えた保険に入っておく

高齢化が進んだことを背景に、最近はマンションやアパートの管理会社様向けの入居者の孤独死に備えた保険が登場しています。

特殊清掃や遺品整理・処分の費用が下りるという商品が多く、デジタル遺品についても適切な処理を行ってもらえます。

デジタル遺品は適切な処理と処分を行うことが重要

デジタル遺品の処分について紹介しましたがいかがでしたか?

デジタル機器に残ったデータは、タンスの中身のように一目瞭然というわけにはいきません。

故人のプライバシーを侵害するようで心苦しいかもしれませんが、重要なデータがないかしっかり確認してから、処分や初期化を行いましょう。

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archgreen

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