親をはじめ親族が亡くなったときなどに行う遺品整理。自分で行うにはどうすればいいのでしょうか。いざという時に慌てないために知っておきたいことがあります。また、遺品整理によくある悩み、早く楽に進めていくための方法など、自分で遺品整理を行うなら知っておきたい基本的なことをわかりやすくご紹介します。
遺品整理とは。自分でするなら知っておきたい5つの事
以下では、自分で遺品整理を行うなら最低限知っておきたい事、準備しておきたい事についてお伝えします。
- 遺品整理を行うタイミング
- 遺品整理にかかる時間の目安
- 遺品整理に必要な物
- 遺品整理を行う人
- 遺品整理の心構え
遺品整理のタイミング
一般的に、遺品整理は「四十九日明けに行うのがよい」と言われていますが、明確な決まりはないので、必ずしもこだわらなくても大丈夫です。
四十九日よりも早く遺品整理を開始しても問題ないですし、逆に気持ちが落ち着くまで遺品整理を待ってもOKです。
ただ賃貸住宅の場合、長くお部屋を引き払わずにいれば、その期間に支払う家賃が負担になりますので、早めに遺品整理をして、退去の手続きをされた方がいいでしょう。
アーチグリーンは急ぎの遺品整理作業に対応していますので、困ったら何でもご相談ください。
遺品整理にかかる時間の目安は最低でも1ヵ月前後
故人の遺された物の量や、どのくらいお住まいが離れているのかによるところが大きいですが、遺品整理を自分で行う場合、1ヵ月から半年くらいかかることが多いです。
お仕事をされながら遺品整理を行う場合、お休みの日に少しずつ整理を進めていくというスタイルが多いです。
早く終わらせようと、てきぱき作業される方がほとんどだと思いますが、想い出深い物が出てくると懐かしくて、ついつい作業の手を止めてしまうこともあるでしょう。
その場合どうしても少しずつしか遺品整理作業が進まず、完了まで時間がかかってしまいます。
実際に、遺品整理業者に遺品整理の依頼をされる方は「これ以上は遺品整理に時間を割けないと思った」と仰られることが多いです。
遺品整理に必要な物
遺品整理を始めるにあたって必要な物は、以下の4点です。
- ゴミ袋
- 段ボール箱
- マスク
- 軍手
ぱっと見た感じよりも荷物の量が多いことがほとんどなので、ゴミ袋や段ボール箱などはとりあえず多めに用意しておいた方がいいでしょう。
また、部屋が散らかっている場合、ゴキブリなどの害虫が発生している可能性が高いので、遺品整理を始める前に殺虫剤を使用することを推奨します。
遺品整理は第三者を含めた複数人で行うと良い
1人きりで遺品整理を行うのは、肉体的にも精神的にも大変です。
兄弟など、遺品整理に参加できる親族何人かで日にちを合わせて、協力して行うことを推奨します。
できれば、血のつながっていない第三者の手助けがあるとなお良いです。
※自分の母親の遺品整理を行う場合は、自分の夫など
身内だけで遺品整理作業を行うと、全部が想い出深い物に見えてしまって、取捨選択がはかどらないケースが多いです。
あえて、故人との想い出が深すぎない人を加えて「これは処分しておいた方がいいんじゃない?」と冷静な視点で意見をくれる人の存在は大きいです。
遺品整理を行う時の心構え
故人に想いを馳せながら遺品整理を行うことは良いことですが、割り切る時には割り切る覚悟が必要になるでしょう。
素早く遺品整理を進めようと思って事務的になりすぎても寂しいですが、感情的に遺品整理を行いすぎても時間がかかり過ぎてしまいます。
また、1つ1つの遺品を見るたびにナイーブな気持ちになっていると、精神的な負担が大きくなります。
想い出に浸ることと作業をテキパキと進めていくこと、どちらかに偏り過ぎないことを心がけましょう。
遺品整理を自分で行う場合によくある6つの悩み
ここまで、遺品整理を行うなら最低限知っておきたいことについて、お伝えしました。
以下では、実際に遺品整理を遺品整理を行う場合によくある悩みを、6つピックアップしてみました。
- デジタル遺品の扱い方がわからない
- 土地(物件)を売るタイミングを逃す
- ゴミ出しのルールが分からない
- 価値がある物を捨ててしまう
- とにかく時間がかかる
- ハウスダストによる体調不良やケガ
デジタル遺品の扱い方がわからない
パソコン、スマートフォン・携帯電話、デジタルカメラ、外付けハードディスクやUSB、ネット上(クラウド)のデータSNS・メールのアカウントデータ・・・。
デジタル遺品は簡単に削除してはいけません。なぜなら仕事関係を含む個人情報や金銭が絡む契約の資料など、相続やその他の手続きで必要になるために残しておく方がいいケースがあるからです。
パスワードのせいで中が確かめられないデジタル遺品は自力で処分せうるのが難しく、デジタル遺品を扱う専門の業者の力を借りるのがいいでしょう。
土地(物件)を売るタイミングを逃す
土地(物件)には、”今が高く売れる!”というタイミングがあります。
自力での遺品整理には時間がかかりますので、自分の土地を売りに出すより先に、近くにある他の土地が安く売りに出されると、自分の土地が高く売れにくくなります。
土地を売りに出すのにベストなタイミングが分からず、そのタイミングを逃してしまうのが自力での遺品整理のデメリットです。
ゴミ出しのルールが分からない
遺品整理をされるご家族が、他の地域にお住まいの場合、遺品整理をする家のゴミ出しのルールが分からず困惑することが多いです。
間違ったゴミ出しをして注意されるのは嫌ですし、1つ1つ分別方法を調べて作業していると、かなりの時間がかかります。
価値ある物を捨ててしまう
鑑定の専門職についていない限り、物の値段・価値は正確には分かりません。
一見ガラクタのように見えても、プレミアがついていて「売っていれば高くついたのに……」というケースがよくあります。
価値がある物を捨ててしまったことに、ずっと気付かなかれば問題はないでしょう。
ただ、あとで他の親族に「そういえば○○は捨てちゃった?」と言われて、価値のある物の存在に気付いてしまったときがショックです。
とにかく時間がかかる
自力で遺品整理を行う場合、とにかく時間がかかります。
ただ、故人が生前整理をされていて、生前に荷物を片付けてくれていた場合は、比較的早く、整理・処分作業が楽に、しかも安く済みます。
「生前整理」について詳しくまとめた記事がございますので、気になる方は合わせてご覧ください。
ハウスダストによる体調不良やケガ
物が多く、掃除が行き届いていない部屋の遺品整理を行う場合、気になるのはダニ・ホコリなどのハウスダストです。
持ち主がいなくなってしばらく経った部屋は、どうしてもホコリっぽくなりがちです。
そのため、作業時にマスクは必携ですが、それでも体調に悪影響がでてくる可能性があります。
特にハウスダストアレルギーの人は、ひどいくしゃみや咳、目のかゆみなどに悩まされるかもしれません。
また、部屋に物が散乱した状態から遺品整理を始める場合、何かが割れた破片などが、そのままになっている可能性があり、足元が非常に危険です。
また、部屋に荷物が積みあがっている場合は、突然倒れてきて下敷きになり、ケガをしてしまう可能性が高いのです。
大変な遺品整理を早く・楽に・安く済ませる方法は?
ここまでお伝えしてきたように、遺品整理はひと筋縄ではいかない大変な作業です。
できるだけ早く、楽に、安く済ませるにはどんな方法があるのでしょうか?
考えられる方法は、以下の3つです。
- 大勢で遺品整理を行う
- 短期集中で遺品整理を行う
- 遺品整理業者に依頼する
大勢で遺品整理を行う
できるだけ多くの親族に声をかけて、大勢で遺品整理を行うと、重たい物を運びやすくなるので、肉体的には楽です。
ただし、親戚がそんなに多くない方もいらっしゃるでしょうし、声がけした人がみんな協力的とは限らないことが懸念点です。
また、アパートの一室などお部屋が比較的狭い場合、人が多すぎると返って作業がはかどらないケースがあるでしょう。
短期集中で遺品整理を行う
少しずつ作業を進めるのではなく、有給休暇を使うなどしてある程度の時間を取り、短期集中で遺品整理を行うことも1つの方法です。
賃貸住宅の場合、早くお部屋を引き払うことができれば、長く家賃を支払う必要がないので、費用の負担が減ります。
ただ、早く進められる分、疲労が溜まりやすいことが懸念点です。
遺品整理業者に依頼する
早く、楽に遺品整理を進める事を重視するなら、遺品整理業者に依頼することを推奨します。
「飛びぬけて費用が高いのでは?」と思われがちですが、不用品をリサイクル等で高額還元することで、思ったより費用を抑えられるケースもあります。
また、立ち会い不要のプランがあれば、忙しくて遺品整理に行けない方でも、作業をすべて任せることが可能です。
当社「アーチグリーン」はお客様のニーズに合わせた3つのプランがある遺品整理の業者です。安心して作業をお任せいただけます。
遺品整理は”部屋の片付けをして終わり”ではない!
遺品整理は、部屋の片付けが終われば完了する作業ではありません。
処分せずに残すと決めた物を誰が持つのか、どうやって持ち出すのかを考えて、手配する必要があります。
“形見分け”という作業も、上記に該当するでしょう。
⇒ 形見分け配送は遺品のお引越し!サービス内容と利用の注意点
また、故人が購入した物件(土地)をどうするか決めることも必要です。
「不動産の運用のことなんて全く分からない!」という方は、専門家に相談しましょう。
当社「アーチグリーン」は不動産の査定サービスや土地の活用・運用に関するご相談を受け付けております。
遺品整理を自分で行う時間や体力がない方は業者に依頼しよう
遺品整理を行うのは、50代~60代の方が多いです。
ただ、現代の日本ではそれくらいの年代だとまだ働いている方も多く、遺品整理のために時間を割きにくくなっているとも言えます。
「1人ではどうにもならなくて困ったなぁ」
「途中までは遺品整理したけど、もうこれ以上は頑張れないなぁ」
そんな時に活用したいのは、近年需要が増えつつある遺品整理業者です。
業者に遺品整理を頼むと、以下のようなメリットがあります。
- 退去や売却の予定を明確に立てられる
- 立ち合い無しで頼める場合がある
- 肉体的な負担が少なく、ケガがない
- 貴重品を見つけられる
遺品整理を自分でできないかもしれない方や、やり始めたけど肉体的・精神的な負担が大きくなってきたという方は、遺品整理業者の活用を検討してみましょう。
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