空き家の片付けに必要な費用 | 自分でやる?業者に任せる?
- 親が亡くなったので、空き家を片付けたい
- 立ち退きをしてもらった一戸建てを片付けたい
など、様々な理由で「空き家をまるごと片付けたい!」というお声をよく耳にします。
今回の記事では、自分で空き家の片付けをする場合に意外と大きくかかってくる費用や、業者に頼む場合の費用の目安、そして自分で片付けるか業者に頼むか悩んでいる方に向けた情報をお伝えします。
目次
空き家は2階建て・3LDKと仮定
今回の記事の中では、空き家(一戸建て)の広さを2階建ての3LDKであることにしましょう。
もちろん、上記より狭いお家も広いお家もあるかと思いますが、一戸建ての平均的な広さが2階建ての3LDKなのです。
なぜ広さ(間取り)の定義にこだわるのかと言うと、空き家の片付けにかかる費用が1番大きく影響するからです。
追々、詳しく説明していきます。
自分で空き家の片付けをする場合の費用
自分で空き家の片付けをすれば、費用はほとんどかからずに済むとお考えの方が多いかも知れませんが、実はそうとも限りません。
まず思いつく費用が掛かるところといえばこの2つではないでしょうか。
- 粗大ゴミを中心とした不用品の処分費用
- 軍手や段ボール箱などの調達費用
上記のような費用は最初から想定しやすく、せいぜいかかっても数万円なので、あまり痛くないかもしれませんが、実は上記以外にも様々な費用がかかってくることがあります。
予想外かつ高額になりがちな費用
自分で空き家の片付けをする場合に、予想以上に高額になることがあるのは、以下のような費用です。
- ハウスクリーニング費用
- 割れた窓ガラスなどの補修費用
ハウスクリーニング費用について
自分で空き家の荷物の整理をした後、お掃除は大変なのでハウスクリーニング業者に任せようという方が時々いらっしゃいますが、このハウスクリーニング費用が結構高いです。
どれだけの範囲を掃除するのか、そして汚れの程度により幅がありますが、5万円から10万円くらいかかることもあります。
お家の中で孤独死された場合や、飼っていたペットが原因の汚れが激しい場合などは、片付け前に特殊清掃が必要になりますが、これも程度によっては大変高額になります。
特殊清掃に関する詳しい情報は、以下リンクからご確認ください。
⇒ 遺品整理の清掃と特殊清掃の違い(後にリンク)
割れた窓ガラスなどの補修費用について
空き家のガラスが割れていたり、壁がボロボロになっていたりすると、補修を求められる場合があります。
借家の場合、「敷金を払っているから後のことはOKなんじゃないの!?」と思うかもしれませんが、あまり敷金をあてにしない方がいいです。
敷金だけでは補修費用をまかなえず、残りの補修費用を追加で請求されるケースでは、その費用が高額になりがちです。
以上のことから、自分で空き家の片付けをする場合であっても、家にある物の整理・処分費用以外に、数十万円単位の費用が必要になる想定をしておいた方がいいでしょう。
業者に空き家の片付けを任せる場合の費用
遺品整理業者などに、空き家の片付けを任せる場合は、軍手や段ボール箱などの調達費用、不用品の回収費用などを細かく考えなくてもOKです。
基本的に、空き家の片付けを業者が行う場合の費用は、お家の広さ(間取り)と物量で決まります。
簡単なクリーニング作業も込みで、空き家(一戸建て)の片付け費用の目安は約18万円です。
あくまで目安ですので、18万円より安くなる場合も、高くなる場合もあります。
相場より安くなるケース
- 荷物の量が少ない
- ドアが広く荷物の搬出がしやすい
空き家に住んでいた故人が、事前に生前整理を済ませてくれていて、荷物がある程度片付いている場合は、費用がかなり抑えられます。
生前整理について詳しくは、下記ページからご確認ください。
相場より高くなるケース
- 窓からしか家具が出せない
- 荷物が多すぎる(ほぼゴミ屋敷)
- お庭に物が多い
- 特殊清掃が必要
- 補修が必要
- 植木の伐採が必要
要はオプション作業や、他の専門業者に依頼して行わなければいけない作業が入ってくると、相場を超えた費用がかかってくるイメージです。
ただ、他の専門業者に依頼をしなければ場合でも、遺品整理業者を通す場合、別々に手配をしなくても済む(遺品整理業者が取り次いでくれる)ので、面倒さは違ってきます。
空き家の片付けを自分でやるか業者に任せるか悩んでいる方へ
マンションのように共用部分がないことから、一戸建ての場合は、余計な気を遣わずに片付けが進めやすいです。
そのため、体力に自信のある方・時間に余裕の無い方・費用をできるだけ抑えたい方は、まずは自分でチャレンジしてみてもいいかもしれません。
ただし、以下で挙げる項目に当てはまる人にとっては、自分で空き家の片付けをするのは少しハードルが高いかもしれません。
要は、自分で空き家の片付けをする場合のデメリットがどれだけ自分に関係するのかを考えて、自分で片付けに取り組むか業者に任せるか、判断するといいでしょう。
自分で空き家の片付けをするデメリット
- 大家具(タンス・ファミリー冷蔵庫など)があるが自力では運べない
- 買取できるかもしれない物を捨てるのが怖い
- 仕事が忙しく片付けに割く時間が無い
- 自宅と空き家が遠く通うのが大変
当社「アーチグリーン」も、空き家の丸ごと片付けをよく行っている会社なのですが、お客様から「途中まで自分で空き家の片付けを行ってみたけど、あまりに大変すぎて諦めた」という声をいただくことが、とても多いです。
費用を安く済ませたいという希望があるかもしれませんが、空き家ましてや一戸建ての整理は、想像以上に労力を使うので、無理はせずに自力では辛いと思ったら業者に任せるのが得策です。
限られた時間で無理な作業を続けてしまうと、最悪体調を崩してしまうおそれがあります。
空き家に関する相談ができることが業者のメリット
実際の作業を任せるだけでなく、空き家の片付けに関する相談を全般的に受け付けてくれるところが、遺品整理業者を利用する1つのメリットでもあります。
当社「アーチグリーン」にも、”空き家をどうしたらいいのか”ということに関連する質問が、多く寄せられます。
- 空き家(土地活用)をどうしていくべきか
- 庭の木は切った方がいいのか
- お仏壇は供養した方がいいのか、供養するならどうしたらいいのか
当社「アーチグリーン」は土地活用の相談に詳しくお答えできるのが強みです。
また、「空き家の片付けでお仏壇が出てきたんだけど、勝手に処分していいものか不安」という場合は、お焚き上げをして特別に処分をするという方法があり、そういったことを提案できるのも遺品整理業者の強みです。
ちなみにお焚き上げ後は、証明書が発行されるので、”丁重に処分した”ことを示すことができ、不安感が薄れます。
お焚き上げに付いて詳しくは、下記コラムの情報を合わせてご確認ください。
まとめ
以上、空き家(一戸建て)の片付けの費用や、自分でやるか業者に任せるか悩んだ場合の判断基準について、お伝えしました。
- 自分で空き家の片付けを行うのが1番安い
⇒ しかし、予想外の費用がかかってくる可能性もある - 業者に空き家の片付けを頼む場合の費用の目安は18万円前後
⇒ オプション作業の有無によって費用が前後 - 自力での片付けに無理があれば業者を頼るべき
⇒ 土地活用の助言をもらえるなど業者ならではの強みもある
当社「アーチグリーン」もそうなのですが、見積りまでなら無料で行ってくれる業者が多々あります。
自分が想定している費用よりもグッと安いということもあるかと思うので、迷ったら見積りを出してもらってみましょう!
空き家の片付け(遺品整理)のことなら大阪のアーチグリーンにご相談ください!
この記事を書いた人
東 藍
【生前整理診断士】
遺品整理・生前整理でお悩みなら何でもご相談ください。
私たちがお手伝いできることがたくさんあります。
<認定番号:39SSA01773>
一般社団法人生前整理普及協会
https://seizenseiri.net/
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