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孤独死部屋の清掃に必要な手順と料金。

孤独死イメージ

メディアで取り扱われることも多い、孤独死についての問題。

孤独死という問題そのものについては、一般の方にも周知されつつありますが、依然として件数が多いことが現状です。

 

“孤独死するのは一人暮らしの高齢者”というイメージが強いかもしれませんが、実際はその限りではありません。

20代や30代で持病も無い人が、ある日心不全を起こして、急にお部屋で孤独死することもあります。

あまり考えたくはないかもしれませんが、自分自身や身近な人が、突然いなくなってしまう可能性は、いつだってわずかに存在しているのです。

 

実際に、当社アーチグリーンが孤独死のお部屋に入る時も、ついさっきまで普通の生活をしていたような様子が見られ、「ここでお亡くなりになった方は、まさか自分が孤独死するなんて、考えてもみなかったんじゃないか」と感じることが多々あります。

今回の記事では、遺品整理とも密接に関係する孤独死について、遺品整理業者ならではの観点からお話します。

孤独死の部屋の特徴

孤独死の検死イメージ

ご家族や大家さん、ヘルパーさんなどが、孤独死を第一発見した場合、まずは警察に通報する必要があります。

 

ご遺体は、検死のために警察が一旦引き受けますが、特殊清掃や遺品整理業者の手配まで行うわけではありません。

孤独死された方のご家族が業者を手配することが主ですが、第三者が第一発見者の場合、すぐにご家族が見つからないことも多く、その場合は大家さんや介護サービス事業所が、ひとまず業者を手配します。

 

「業者に頼まず何とかできる?」と、気になる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、孤独死の現場は極めて特殊で、ご遺体を警察が引き取った後もお部屋に残る独特の死臭や、体液・肉片などの付着があります。

孤独死の発見が遅れれば遅れるほど、お部屋の状況は酷くなります。とても、一般の方が立ち入ることができる状態ではありません。

 

“人が亡くなった部屋”ということで、精神的な負担も大きいでしょう。

死臭や見た目の問題だけでなく、部屋に残された体液や肉片には、触れると感染症に感染するリスクがあるため、やはり一般の方は、後述する特殊清掃作業が完了するまで、部屋に立ち入らない方がいいです。

孤独死部屋の遺品整理にかかる料金について

遺品整理料金イメージ

すべてを業者に任せることを仮定し、”普通のお部屋の遺品整理”と”孤独死したお部屋の遺品整理”の料金を比較すると、孤独死したお部屋の遺品整理の方が、料金が高くなるケースがほとんどです。

 

その理由は、先ほどの項目に出てきた特殊清掃の必要があるためです。遺品整理業者が特殊清掃専門の業者を手配し、遺品整理作業ができる状態まで、回復してもらいます。

家の基礎に体液が浸透している場合など、場合によっては大幅な工事が必要となり、料金は大変高額になります。遺品整理の作業費用とは別に、50万円くらいかかってしまうことも珍しくありません。

 

また、ゴミ屋敷でよくある害虫駆除とはまた違う、特殊な害虫駆除の必要性があることも、料金がどうしても高くなってしまう理由の1つです。

(ゴミ屋敷にはゴキブリが多いですが、孤独死で体液などが残された現場では、ウジ虫が大量に発生してしまうのです。)

 

さらに、孤独死現場の遺品整理作業は、とにかくスピーディーさが求められます。

そのため、人員を通常の遺品整理作業よりも多く確保する必要があり、その人件費を含めて料金が高くなります。

 

【孤独死した場合に行う特殊清掃についての参考ページ】
※「遺品整理の清掃と特殊清掃の違い」のページへ飛びます。

孤独死されたお部屋を整理するときに気を付けること

孤独死部屋の遺品整理作業

孤独死されたお部屋であっても、”遺品整理”という作業そのものについては、大きく変わることはありません。

通常どおり、部屋に残された物を1つ1つチェックし、要る物と要らない物を、仕分けて片付けていきます。

ただし、孤独死された現場だからこそ、作業中に気を付けることがいくつかあります。

  • 感染症のリスクを抑えるため長袖(防護服)を着る
  • 医療廃棄物に該当するものを仕分ける

感染症のリスクを抑えるため長袖(防護服)を着る

体液や肉片などが残されていたお部屋の遺品整理作業は、たとえ真夏であっても長袖や防護服を着用します。

これは、先述した体液や肉片が原因の感染症を、避けるためです。

医療廃棄物に該当するものを仕分ける

孤独されたお部屋では、廃棄物の仕分け方において、留意しなくてはいけない点があります。

 

それは、体液など人体の痕跡が残る不用品は、通常の廃棄物ではなく医療廃棄物として処理しなくてはいけないことです。

上記内容は、感染症リスクを抑えるために、日本の廃棄物処理法という法律で決められています。

 

例えば、普通は燃えるゴミで処分可能な毛布であっても、血液・嘔吐物などの体液が付着していれば、医療廃棄物として確実に処分しなくてはいけません。

孤独死されたお部屋で、遺品整理作業を進める際は、体液の付着があるかどうかをきちんと確認し、医療廃棄物として処理する必要性があるかどうかを、判断していきます。

孤独死されたお部屋の遺品捜索について

重要な遺品のイメージ

先述しましたが、孤独死される方の多くは、”自分が急に亡くなるなんて思ってもいなかった”方たちです。

そのため、生前整理をされている可能性が少なく、部屋が物であふれ、ご家族であってもどこに何があるか全く分からないという状況が、よくあります。

 

そのように大変物が探しにくい状況でも、あれば見つけ出しておかなくてはいけない物が多々あります。以下が、その一例です。

  • 借用書 (借金があるかどうか判断するため)
  • 督促状 (借金・滞納金があるかどうか判断するため)
  • 手紙やハガキ (生前の交友関係を確認するため)
  • 通帳 (遺産処理のため)
  • 印鑑 (遺産処理のため)
  • 現金 (遺産処理のため)
  • 名刺 (仕事先の把握のため)
  • 携帯電話やPC (個人情報の保護のため)
  • レンタル品 (早く返さないと延滞料がかかるため)  ……etc

スピーディーな遺品整理作業を要される中、上記で挙げたような重要な遺品の捜索を行っていかなくてはいけないので、しっかりと経験のある遺品整理業者でないと、確実な作業は難しいでしょう。

 

ちなみに通常の遺品整理では、思い入れのある家具や新しい家電を、形見として誰かがとっておくことがよくあります。

ただし、孤独死の場合は、部屋中の遺品に死臭や目に見えないウイルスが付着している可能性が高いため、できるだけ持ち帰らないことを推奨します。

孤独死の発見を遅れさせないために出来ること

一人暮らしの親に連絡するイメージ

ここまでで、孤独死の現場の遺品整理がいかに大変か、お分かり頂けたでしょうか。

どんな状況のお部屋であっても、お金や時間をかければ、また人が住める状態まで戻すことが可能ですが、肉体的・精神的・金銭的に大きな負担を伴います。

 

孤独死の可能性をゼロにすることは出来ませんが、孤独死の発見を遅らせないように、備えられることは様々あります。

以下で、その例を挙げてみましょう。

大家さん・オーナーさんが孤独死早期発見のために出来ること

お部屋の大家さん・オーナーさんは、定期的に物件を訪れる機会があるかと思います。

その際は、郵便受けやドアに付いているポストに、郵便物が溜まっていないかチェックしましょう。

郵便受けやポストから溢れるくらいに郵便物が溜まっている場合は、長くそこで生活されていない(=中で孤独死している可能性も考えられる)ということです。

 

ちなみに、住民さんの近況を把握するために、家賃を振り込みではなく、お部屋に訪問して直接払ってもらっているという大家さんもいらっしゃいます。

戸数が多い物件では難しいかもしれませんが、定期的に住民さんの顔を見に行くことも、孤独死の早期発見に有効な手段です。

ご家族が孤独死早期発見のために出来ること

「家族が遠くで一人暮らしをしているから、もしものことがないか心配……」と思われている方は多いでしょう。

そのような心配を無くし、万が一の時にすぐに気付けるようにするためには、とにかくその家族に頻繁に連絡をするしか方法がありません。

年齢性別問わず、体調が悪化しやすい、真夏・真冬には、特に気にかけてあげてください。

 

当社アーチグリーンは、生前整理の依頼を数多く引き受けている兼ね合いで、一人暮らしの高齢者さんと接する機会が多いです。

そして、家族と頻繁に連絡を取れている方ほど、前向きで元気な印象があります。

生前整理の作業中、「この前、息子からこんな連絡が来てね……」と、楽しそうにお話して下さるのです。

 

もちろん、孤独死は心の問題だけではありませんが、孤独死に近づく一因であるセルフ・ネグレクト(自己放任)を防ぐためには、明るく前向きに生活していただくことが重要です。

当社アーチグリーンの孤独死問題との向き合い方

安心のイメージ

当社アーチグリーンは遺品整理専門業者であるため、孤独死のお部屋を整理するケースもよくあります。

もちろん、仕事としてやれることをしっかりやっていますが、やはりやり切れなさを感じてしまいます。

どうしようもないことですが、悲しい孤独死が無くなればいいのにと、願わざるを得ません

 

ですから、少しでも力になれることがないかと、常に考えています。

例えば、生前整理を依頼して下さったお客様が、また何か困ったことがあった時に、当社の事を思い出していただけるように、年賀状などの便りをお送りしています。

 

また、孤独死につながる1つの問題である、セルフ・ネグレクトを防ぐために、高齢者や身体に障害がある方が、どういった部屋だと過ごしやすいのか、常に研究しています。

 

孤独死に関する理解がもっと広まり、様々な機関が孤独死を減らすために協力し合える社会になればと、願っています。

 

大阪の孤独死の遺品整理のことでお困りなら、アーチグリーンにおまかせ下さい。

 

この記事を書いた人

東 藍

東 藍

【生前整理診断士】
遺品整理・生前整理でお悩みなら何でもご相談ください。
私たちがお手伝いできることがたくさんあります。
<認定番号:39SSA01773>
一般社団法人生前整理普及協会 
https://seizenseiri.net/

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