遺品整理のタイミング|ベストな時期と所要時間
親族が亡くなられた場合、精神的に辛い上に、葬儀や法事などのいろいろな行事を行なう必要があり、親族やお寺、業者と話し合わなくてはならず色々大変ですよね。
あわただしい時期とはいえ、故人のお部屋の整理・片付け、つまり遺品整理について「いつ」行なうか悩まれているのではないでしょうか?
今回は、遺品整理を業者に依頼するタイミングについて次の4つの項目について紹介します。
- 家のタイプによって依頼のタイミングが変わる
- 遺品整理にかかる時間や業者に依頼できる時間帯
- 遺品整理の立会いのタイミング
- 遺品整理は依頼時期によって料金が変わる可能性がある
目次
遺品整理のタイミングは賃貸と持家で緊急度が変わる
遺品整理のタイミングについて、家のタイプによっていつ行うのがベストかが変わります。
賃貸の場合はなるべく早く行った方がよく、持ち家の場合は49日以降が良いと言われています。
それぞれの理由について見ていきましょう。
家賃がかかる賃貸住宅の場合はなるべく早く遺品整理を
賃貸の場合、退去の手続きをしないと、家賃がかかり続けるので、よほどの理由がない限り、速やかに遺品整理を行われた方が良いでしょう。
孤独死の場合はすぐ業者に連絡を
孤独死、つまり一人暮らしをしていた方が亡くなった場合、発見が遅れると腐敗が進み、部屋や家具にニオイが染み付いたり、害虫が大量発生する恐れがあります。
発見されたら、警察が来たあとすぐに特殊清掃や遺品整理を依頼し行いましょう。感染症などの危険があるので必ず業者に任せましょう。
家具にニオイがつくと取れない上、ニオイは周囲にどんどん広がります。できるだけ早く、遅くても1週間以内に作業を行うことで、早く修復できます。
いかに早く、特殊清掃と遺品整理を終わらせるかで、修復にかかる時間や費用が大幅に変わることもあります。
持ち家での遺品整理は49日を過ぎてから落ち着いて行なうのが良い
持ち家で看取られた場合は、賃貸ほど急いで遺品整理を行う必要はありませんので、葬儀が済んで落ち着いてから、行われる方が多いです。
49日を過ぎると、法事などの行事も減り落ち着いて遺品整理を行う環境も整います。
ただ、お坊さんや親戚来てもらう前に、片付けておきたいという場合は早めに遺品整理業者に頼んで作業をされる方もいらっしゃいますので、急ぎの場合は相談してみてください。
また、持ち家でも、独居されていた方の孤独死の場合は、速やかに清掃や遺品整理を行う必要があります。
遺品整理にかかる時間や業者に依頼できる時間帯
遺品整理にかかる時間と、依頼できる時間帯について紹介します。
遺品整理にかかる時間は1〜2日
業者に依頼すると部屋の広さにもよりますが大体1~2日で終わることが多く、特に平米数の小さいワンルームの場合は半日で終わることがほとんどです
ただし、孤独死の場合は特殊清掃が必要なこともあるので、少なくとも5日は見ておいたほうが良いでしょう。
また、遺品の中から、何か探したい場合、貴重品が紛れていてきちんと分別したいなど、慎重な作業が必要な場合は、通常より時間がかかることがあります。
遺品整理を業者に依頼できる時間帯
朝8時から17時くらいの間の作業を受け付ける業者が一般的です。夜間は近所迷惑になるという理由もあり、避けられることが多いようです。
ただ、緊急で終わらせる必要がある場合は、夜間でも完了するまで作業をしてもらえるところもあるので、確認してみましょう。
遺品整理の立会いは最初と最後のタイミングで
遺品整理を業者に依頼する場合、ずっと立会いをしなければいけないのか、任せっきりでも良いのか、気になりますよね。
多くの方が、最初に打ち合わせのために来たあと、終了までお任せいただき、作業後にまた見に来られます
どのように作業を進めて欲しいか、残して欲しいものがあるかどうかなどを、最初の打ち合わせ時にしっかり伝えておくことが大切です。
もちろん、「必要なものかどうか見ながら判断したい」「貴重品や形見として残したいものがまだ見つかっていない」など、希望があれば、始終立会いすることもできます。
依頼時期によって遺品整理の費用が変わる
依頼のタイミングによって、遺品整理の料金が変わることがあります。
「絶対にこの日までに来て欲しい」「依頼可能な日程が少ない」「土日しか対応できない」などという場合、業者となかなか都合がつかず、費用が割高になる可能性があります。
もちろん、賃貸住宅などでいち早く遺品整理が必要な場合もあるかと思いますが、できるだけ費用を抑えたいという場合は、時期や曜日、時間帯について、いつでもいい・余裕があるということを伝えてみましょう。
業者が都合のいいタイミングで訪問できるように、鍵を預けることもコストダウンのコツです。
遺品整理はなるべく早いタイミングで業者に相談を
今回は遺品整理のタイミングについて紹介しましたが、いかがでしたか?
ご家族やご親戚が亡くなられた場合、精神的にも体力的にも大変な時期とは思いますが、この記事をご覧になったら、早めに遺品整理業者に相談することがおすすめです。
この記事を書いた人
東 藍
【生前整理診断士】
遺品整理・生前整理でお悩みなら何でもご相談ください。
私たちがお手伝いできることがたくさんあります。
<認定番号:39SSA01773>
一般社団法人生前整理普及協会
https://seizenseiri.net/
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