故人のお部屋や持ち物を片付ける遺品整理。しかし、つらくてなかなか作業が進まないことにお悩みの方は多いかと思います。
今回は、遺品整理の必要性とともにつらい作業を少しでも進められるような解決策をいくつか紹介します。
そもそもなぜ遺品整理が必要なのか
ご家族、ご親戚がなくなり、精神的にもつらい時期に遺品整理をするのは腰が重い、とはいえ、次のような理由からいつまでも置いておくわけにはいかない事は重々承知されているかと思います。
- 衛生面で早急な対処が必要
- 賃貸を引き払って家賃発生を止める
- 家を売る
- 遺品のうち再利用できるものを売る
- 精神的な区切りをつける
精神的な区切りという面では、一人一人気持ちの整理をつけられるタイミングが異なるかと思いますので、ご自身のペースで良いかと思いますが、それ以外の理由については、着手が早ければ早い方が良いと言われています。
賃貸住宅、特に特殊清掃が必要な孤独死の場合は業者などに依頼して早急な対処が必要です。
持ち家でお時間に余裕がある方でも、仏教の場合49日明けにご遺族に形見分けできるように遺品整理を行われるのが一般的です。
遺品整理がつらい7つの理由と理由別解決のためのヒント
遺品整理がつらい、と一口に言っても、様々な理由がおありかと思います。今回は、その中でもよく聞く7つのお悩み別に解決の糸口となるヒントを紹介します。
- 体力的に遺品整理の作業がつらい(物が多い・家が広い・家が遠い)
- 気持ちの整理がついていなくてつらい
- 捨てるのがつらい・迷うのがつらい
- 不用品の分別や処分方法が複雑でつらい
- 一人でやるのがつらい
- ゴールが見えなくてつらい
- ご近所の目を気にするのがつらい
【1】体力的に遺品整理の作業がつらい(量が多い・家が広い・家が遠い)
ご家族が亡くなり葬儀をとり行った後も、様々な手続きや親族の集まりなどがあり、身も心も休まることがない状態ですよね。
遺品が多く整理が大変、家・部屋が広くて全体を片付けるのに時間がかかる、家が遠くて通うのが大変、といった場合は、体力的にもつらい思いをされる方が多いようです。
量や広さがある場合も、距離があって何度も通うのがつらい場合は、一人で行くのではなく、親戚など複数人で行って、できるだけ少ない回数で片付けてしまうと良いでしょう。
長引けば長引くほど、体力も気力も削がれてしまいます。
【2】気持ちの整理がついていなくてつらい
故人の思い出が残る遺品は、目にするだけでも思い出が蘇りつらい…という方もいらっしゃるかと思います。
それでも、賃貸の場合はいち早く片付けなければいけませんし、他のご家族が一旦片付けてしまいたいと希望されるかもしれません。
そういった場合は、一旦何も考えずに箱などに収納してしまい、落ち着いてからゆっくりと整理されると良いかと思います。
「箱に入れても置き場所がない」という場合はトランクルームなどに預けるのも一つの方法です。
【3】捨てるのがつらい・迷うのがつらい
捨てるのがつらいけれど、家に置き場所がないという場合も、一旦箱などに入れてトランクルームなどに預けてしまいましょう。
また、迷うのがつらいという場合はは1人で作業せず複数人で相談しながら作業を行うと、「形見に欲しい」という人がいるかもしれませんし、満場一致で不要と判断した場合は、捨てる際の心残りも少ないでしょう。
また、まだ使える物で、ご自身や親族は使わないという物は、慈善団体に寄付するのも良いかもしれません
捨てるよりも必要な人に使ってもらう方が、故人も喜ばれるのではないでしょうか。
【4】不用品の分別や処分方法が複雑でつらい
いざ始めてみたものの、思いのほか大変でつらくなる方が多いのが「ゴミの分別」です。
地域によって、分別方法が異なりますし、さらにゴミを出せる曜日が決まっています。
1日で片付けてゴミを出したいのに「今日はビンしかゴミに出せない…」なんてことになるとウンザリしますよね。
そういった場合は、ゴミを産業廃棄物などの扱いでまとめて持ち帰ってくれる遺品整理業者を探して依頼するとよいでしょう。
【5】1人でやるのがつらい
1人で抱え込んでしまう方もいれば、1人でできないけれど頼れる人がいなくてお困りという場合もありますよね。
そういった場合は、葬儀や、法事などのタイミングで親戚の方に頼んでみるか、難しい場合は遺品整理業者に相談してみることをおすすめします。
便利屋や片付け代行サービスでも頼みやすいところがあれば、頼んでみるのもよいですが、
【6】ゴールが見えなくてつらい
そんなに量があるわけでもないのになかなか進まない…もう何ヶ月も遺品と向き合っている…というケースです。
この場合は、「必要なものを書き出して全て見つけたら後は処分する」などゴール設定をしましょう。
自力で難しい場合は、遺品整理業者のほか、片付け代行サービスなどに頼ってみるのもありです。
【7】ご近所の目を気にするのがつらい
片付けで慌ただしくしたり、大量のゴミを出したりすることで、ご近所の目が気になってつらいということもあるかと思います。
家が遠方の場合、普段付き合いのない近隣の方に気を使ってしまうのではないでしょうか。
だからと言って放置しておくわけにはいかないと思いますので、夜間は作業を避けできるだけ短期間で終わらせてしまうことがおすすめです。
現地で業者に依頼して片付ける場合も、近隣の方への対応を打ち合わせできることが多いので相談してみましょう。
遺品整理がつらい時に一番大切なのは一人で作業をしようとしない事
今回紹介したお悩みや、解決策はほんの一例です。
もし、一人で、またはご家族と共につらいお気持ちを抱えたまま、なかなか前に進めないという場合は、遺品整理業者に相談してみることをおすすめします。
故人が大切にされていた物を他人に触られたり、散らかった部屋に他人を入れたりすることに抵抗がある方も多いとおもいます。
そのような場合も、遺品整理が進まずお困りなら、まずは相談だけしてみて、信用できそうだと思う業者がいれば依頼を検討し、無理に勧めるような業者は断れば大丈夫です。
そして、依頼するなら「少し片付けてから見積もりに来てもらう」といつまでたっても依頼できないので、「まず見積もりに来てもらう」方が早いです。
「とりあえず少しだけでも始めてみる」こともおすすめです。
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