【実家の片付け】親の家を片付け手順・どこから始める?断捨離のコツ
- 「家族で引っ越すので、家を引き払う前に引っ越しを兼ねてすっきり片付けたい」
- 「親が住んでいたけれど亡くなって空き家になってしまった」
- 「親が住んでいる実家が散らかっていて住みにくそうだからなんとかしてあげたい」
など、様々な理由で実家の片付けが必要になることがありますよね。
しかし、どこから手をつけていいかわからない、親とどう相談すればいいかわからないなどお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は実家の片付けのポイントをご紹介します。
目次
実家の片付けを自分でやる時の3つのポイント
- 親戚や知人に手伝ってもらう
- 地域のゴミ出しの日をきちんと把握する
- 親が住んでる時は必ず了承を得る
【1】1人でやらず家族や親戚に手伝ってもらう
まず大切なのが、「1人でやらない」ことです。片付け作業はかなりの体力と精神力が必要です。
特に、親御さんやご親戚の方が亡くなった際の片付け、つまり遺品整理では、まだお辛い気持ちがあるかと思います。
そういう時に、故人の思い出の詰まった部屋を片付けるのは大きな負担になり得ます。
できるだけ家族や親戚に手伝ってもらうよう依頼して、話しながら、休憩をとりながら、処分を迷う物があったら相談しながら作業を進めましょう。
また大きな家具を動かす際は男手があったほうが良いです。
【2】地域のゴミ出しの日をきちんと把握する
ご自身も最近まで住んでいた家なら、ゴミ出しのルールはご存知かもしれませんが、遠方の場合や、昔と制度が変わっている場合は、ゴミ出しのルールを必ず確認しましょう。
燃えるゴミ・燃えないゴミのほか細かく取り決められた地域も増えています。
【3】親が住んでる時は必ず了承を得る
親御さんが住んでいる実家の片付けを行う時は、必ず本人に了承を得て作業を行いましょう。
いくら散らかっていて、生活に支障をきたしていたり、近隣に迷惑をかけていたりしても、勝手に捨てたり移動させてしまうと後々大きなトラブルに発展する可能性があります。
親が住んでいる実家の片付けでトラブルを避ける方法
前章でも少し触れましたが、親御さんが暮らしている実家の片付けは、親御さんとの間でトラブルを引き起こしやすいです。
親御さんご自身が生前整理に前向きであれば話が早いですが、今まで大切に置いてきた物を勝手に仕分けて捨てられると怒られる方が多いです。
次のことを知っておかれると良いでしょう。
【1】思い入れ・また使うかもしれないという気持ちを否定しない
多くの方が、親御さんのために「生活しやすい部屋にしてあげよう」「不要な物を減らしてあげよう」と考えて、行動されるかもしれません。
しかし親御さんは「思い入れがある」「また使うかもしれないから捨てられない」とお考えのことが多いです。
そういった時に「また使うって言って、全然使ってないでしょう?」などど責めても逆効果です。また、言われるまま捨ててしまってから、深く後悔して落ち込まれる方もいらっしゃいます。
捨てることを強制するのではなく、「大切な物を整理」することを勧め、のちのち不要な物を洗い出していくのが良いでしょう。
最初は「また使う時に使いやすいようにしておこう」「大切な物は傷まないように分けておこう」などと促すと良いかもしれません。
【2】孫や第三者の意見なら聞いてくれる可能性がある
娘や息子の話には耳を貸さなくても、孫の言葉なら素直に聞いてくれる可能性があります。
また、【1】で整理をする際に生前整理アドバイザーや整理収納アドバイザーの方に来てもらうのも一つの手です。
人によっては相性もありますが、しっかり自分の話を聞いてくれるスタッフの言葉は素直に聞かれることが多いです。
【3】認知症の場合は念のため書面に残してもらう
認知症がある場合「捨てていい」と言ったにもかかわらず、後から「あれが無い!誰が捨てたの?!」と取り乱す方もいらっしゃいます。
「書いた覚えが無い」といわれる可能性もありますが、何かを捨てる時は、念のため同意の旨を書面に残してもらいましょう。
実家の片付けを業者に頼んだほうがいい時
実家の片付けを業者に頼むかどうか迷われている方も多いかと思います。
もし家を引き払おうかと考えられている場合は、早めに片付けたい方も多いのではないでしょうか。
ここではどういった時に業者に頼むのが良いかまとめました。
- 物の量が多い時
- 距離がある時
- ゴミの分別が細い時
- 健康面に不安がある時(腰痛・アレルギーなど)
- 手伝ってくれる人がいない時
- もしかしたら高価なもの・重要なものがあるかもしれない時
【1】物の量が多い時
とにかく物が多い、いわゆる「ゴミ屋敷」のような状態の時は、「ちょっと片付けてから来てもらおう」などと思わず、早めに業者に依頼するのがおすすめです。
【2】距離がある時
現在のお住まいと実家が遠い時は、通うのも滞在するのも大変ですので、現地の業者に依頼することがおすすめです。
【3】ゴミの分別が細かい時
ご実家のある地域のゴミの分別が細かく、全て分けて決まった曜日に出すとなると、分別の労力がかかるほか、ゴミ出しのためだけにまた行く必要が出てきます。
業者に片付けを依頼した場合、不用品やゴミは全て産業廃棄物としてまとめて回収してもらえるので、分別の手間が省かれます。
【4】健康面に不安がある時(腰痛・アレルギーなど)
意外と意識せずに片付けを始めて後悔されるのが、体調を崩してしまうことです。
腰痛がある場合、片付けの最中に立ったり座ったり、重い物をなんども運んだりするせいで、急に痛くなったり、悪化してしまう恐れがあります。
また、ホコリやダニ、ハウスダストのアレルギーがある方は、かなり注意が必要です。
そして、冬場や夏場、空き家で電気のない環境で作業をしていて体調を崩されることもあります。
上記のような場合は無理をせず、業者に相談して部分的にでも作業をしてもらったほうが良いでしょう。
【5】片付けを手伝ってくれる人がいない時
家族も親戚も手伝ってくれる人がいなくて、止むを得ず一人で作業をする必要が出てくるかもしれまんが、絶対におすすめできません。
よほど物が少ない、大きな家具がない、というケースを除いて、業者に来てもらうことをおすすめします。
【6】もしかしたら高価なもの・重要なものがあるかもしれない時
親御さんが遺品として残した物の中に、価値のあるものがあるかもしれないという場合、ご自身では判別がつかない、見逃してしまう、という可能性があります。
片付けながら鑑定してもらえる業者もありますので、依頼前に相談してみてください。
実家の片付けを頼める業者と料金相場
実家の片付けを頼める業者の一例として次の4つがあります。
- 遺品整理業者
- 不用品回収業者
- 家事・片付け代行サービス業者
- (引っ越しする場合)引っ越し業者
2階建ての戸建て住宅の片付けの料金相場は、15万〜30万円ほどです。
ゴミ屋敷のように大量のゴミや物で溢れている場合は、50万円ほどになることもあります。
実家の片付けは1人でせず大変な時は業者の利用も重要
今回は実家の片付けについて紹介しましたが、いかがでしたか?
ワンルームなど1人用の住まいならまだしも、戸建て住宅などの、ファミリータイプの物件を1人で片付けるのは大変な労力が必要です。
それに加え、不幸があっての遺品整理や、親とのやりとりが必要な場合、精神的にも大きなストレスがかかります。
必ず家族や親戚に協力してもらうようにし、それが難しい時は、業者の利用もご検討ください。
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この記事を書いた人
東 藍
【生前整理診断士】
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一般社団法人生前整理普及協会
https://seizenseiri.net/
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