引っ越しや不用品整理、遺品整理を進めるうえで、これまで使用していたベッドをどのように処分すべきかわからないと感じる方も多いのではないでしょうか。
また、できるだけ費用をかけずにベッドを廃棄したいと考える方もいるでしょう。
今回は、主なベッドの処分方法やそれぞれのメリット・デメリットに触れながら、処分費用について解説します。
ベッドを処分するうえでの注意点もいくつか紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
主なベッドの処分方法やメリット・デメリット
ベッドの処分方法には、主に以下が挙げられます。
- 自治体に回収してもらう
- 自治体の施設に持ち込む
- 買取業者に査定依頼する
- 遺品整理業者・不用品回収業者を利用する
現状、ベッドを無料で処分できる方法として挙げられるのは、買取業者への査定依頼のみです。
その他の方法はいくらか費用がかかってしまうと認識しておきましょう。
とはいえ、買取業者への依頼以外の方法は費用がかかってしまうものの、メリットもあります。
ここでは、それぞれの処分方法に関する概要やメリット・デメリットを紹介します。
自治体に回収してもらう
ベッドを処分する方法として一般的とされているのが、地域の自治体に依頼して回収してもらう方法です。
自治体に回収を依頼するメリットには、費用を安く抑えられることが挙げられます。
大阪市の場合、マットレスを除くベッド部分のみの回収は1,000円です。
参考サイト
⇒粗大ごみ処理手数料一覧表(外部サイト:大阪市)
費用を安く抑えられる反面、所定の回収場所まで自分で運ばなければならない点がデメリットです。
ただし、力仕事が難しい場合や回収場所まで距離がある場合などは、市の職員に協力を依頼できることもあります。
自治体の施設に持ち込む
自治体の施設に持ち込むのも、ベッドを安く処分する方法として挙げられます。
回収に来てもらって処分するのが1,000円だったのに対し、自分で持ち込む場合は10kgで90円から回収可能です。(大阪市の場合)
参考サイト
⇒ごみの持込み(外部サイト:大阪市)
自分で移動手段を用意して持ち込まなければならない点がデメリットにはなりますが、より安く抑えられるメリットを重視したい方にはおすすめの方法といえます。
自治体によってルールが異なるため、自身の居住する地域のルールに従って持ち込みましょう。
買取業者に査定依頼する
ベッドの種類・状態によっては売却できるため、買取業者に査定依頼する方法もおすすめです。
買取業者に依頼するメリットは回収費用がかからないのはもちろん、売却したことによりお金が入ってくることです。
特に、ブランド寝具や介護用ベッドなど、需要のあるベッドはより高く買い取ってもらえるでしょう。
ただし、傷や汚れの度合いによっては買取額が下がったり、買い取ってもらえなかったりする可能性があることがデメリットです。
場合によっては出張費用が発生する可能性もあるでしょう。
買取業者に依頼する場合は、買取金額の差や出張費の有無などの観点で複数の業者を比較したうえで検討しましょう。
遺品整理業者・不用品回収業者を利用する
遺品整理の流れでベッドもまとめて処分したい場合は、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。
自分で運搬作業をする必要がなくなり、遺品整理をしながらまとめて処分できる手軽さがメリットです。
しかし、自治体に依頼する場合よりも費用が高くなってしまう点がデメリットといえます。
ベッドとマットレスを合わせて10,000円程度が処分してもらうために支払う費用の相場とされていますが、依頼する業者によって料金形態は異なります。
料金形態については、次の項目で詳しく触れています。
また、依頼する遺品整理業者によってはベッドの処分に対応していない場合もあるので、その際は不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収業者を紹介してくれる遺品整理業者も多いので、ベッドの処分が発生する旨を伝えておくことで今後の動きを明確にできます。
ベッドの処分費用・回収費用は?
ベッドを処分するのにかかる費用は処分方法だけでなく、対象となるベッドの種類によっても異なります。
自治体に依頼する場合は安く済ませられますが、場合によっては不用品回収業者などに依頼することもあるでしょう。
ここでは、不用品回収業者に依頼することを前提に、ベッドの種類別の費用相場をまとめています。
マットレスもまとめて処分する場合の費用相場も掲載しているので、参考にしてください。
ベッドの種類 | 処分費用の相場 |
木製ベッド(木枠) | 約4,000〜6,000円 |
金属ベッド(枠のみ) | 約4,000〜5,000円 |
折りたたみベッド | 約4,000〜6,000円 |
すのこベッド | 約4,000〜6,000円 |
電動ベッド(介護用など) | 約10,000〜25,000円 |
シングルベッドの木枠とマットレス | 約7,000〜10,000円 |
セミダブルベッドの木枠とマットレス | 約7,000〜10,000円 |
ダブルベッドの木枠とマットレス | 約10,000〜15,000円 |
ここで紹介している費用相場を参考に、処分方法もあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
もし上記の費用よりも安く処分できる方法がないか悩んでいる方は、ぜひ一度アーチグリーンへの相談もご検討ください。
ベッドを処分するうえでの注意点
最後に、ベッドを処分するうえで押さえておきたい以下3つの注意点について解説します。
- マットレスや布団は別
- 血液などの体液が付いている場合は処分方法が異なる
- 粗大ゴミとして回収できない種類もある
ここまで紹介した処分方法や費用相場とあわせて把握し、不要になったベッドをスムーズに処分しましょう。
マットレスや布団は別
マットレスや布団、ベッドは別の品物として扱われるのが一般的です。
そのため、マットレスや布団もまとめて回収してもらう場合は、その分費用が上乗せされやすいことを覚えておきましょう。
自治体にマットレスと布団の回収を依頼する場合の料金は、それぞれ200円とされています。(大阪市・4枚まで)
「ベッドの処分費用・回収費用は?」の項目で挙げている、マットレスとまとめて処分する場合の費用相場とあわせて参考にしてください。
血液などの体液が付いている場合は処分方法が異なる
大量の血液や排泄物などの体液が付いた寝具は、感染症の原因になる恐れがあります。
そのため、一般ゴミではなく「医療系廃棄物」として特殊な経路での廃棄が必要になります。
血液や体液が付着したベッドを処分する際は、状態を見たうえで自治体や買取業者に問い合わせましょう。
処分・回収が難しいとされた場合は、遺品整理業者や特殊清掃業者などに相談するのがおすすめです。
粗大ゴミとして回収できない種類もある
自治体での処分を選択する際は、粗大ゴミとして回収できないものがあることを覚えておきましょう。
粗大ゴミとして回収できない種類に挙げられるのは「スプリングマットレス」です。
スプリングマットレスは、廃棄物処理法で「適正処理困難物」に指定されています。
そのため、自治体に問い合わせたうえで回収可否を確認し、買取業者や遺品整理業者に依頼することも検討するのがおすすめです。
ベッドのみを処分する場合は問題ないものの、マットレスもまとめて処分したい場合は覚えておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、ベッドを処分する方法や費用相場について紹介しました。
処分方法によって費用相場はもちろん、自身が行う作業も増減します。
ベッドは大型家具で処分するのが大変であるため、遺品整理業者などへの依頼も検討しましょう。
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